川﨑鈴彦
日本画家
略歴・解説
東京に生まれる。父は日本画家の川崎小虎で、東山魁夷は義兄。東京美術学校を卒業後、1949(昭和24)年、第5回日展に初入選。のちに川崎小虎、東山魁夷の指導のもと森々会を結成するとともに日本画院展、日本美術協会展などにも出品する。第12回日展および第3回新日展では特選を受賞し、第10回新日展で菊華賞、さらに1980(昭和55)年の第12回改組日展では「翳り」が内閣総理大臣賞を受賞する。その間、日展の委嘱、会員、そして評議員と歴任している。一方で女子美術大学助教授、のち同大学教授、武蔵野美術大学教授、さらにはハーバード大学およびボストン美術館付属美術学校で客員教授として日本画、水墨画を教えた。現在、日展評議員、日本美術家連盟理事。