「ミセレーレ たえまなく苔うたれ・・・」

 (説明)

ジョルジュ・ルオー(Georges Rouault, 1871年5月27日 - 1958年2月13日)は、フォーヴィスムに分類される19世紀~20世紀期のフランスの画家。

ルオーは、パリの美術学校でアンリ・マティスらと同期だったこともあり、フォーヴィスムの画家に分類されることが多いが、ルオー本人は「画壇」や「流派」とは一線を画し、ひたすら自己の芸術を追求した孤高の画家であった。

ルオーの代表作「ミセレーレ」です。

1作目の「神よ、われを憐れみたまえ、あなたのおおいなる慈しみによって」からはじまる全58点には、ルオーによるタイトルがつけられ、それも作品の一部となっています。
日本語訳は岩波書店から刊行された時に、日本語に訳されたもので、今では使用できない単語(いわゆる放送禁止用語)も含まれていますが、タイトルも重要な作品としてそのまま展示されているそうです。

「ミセレーレ」は、58点の銅版画が一つのセットになった大型銅版画集で、1948年に出版されました。
450部が刊行、日本では福島県立美術館、宮城県美術館、国立西洋美術館、ポーラ美術館、大分県立美術館、河口湖美術館など、複数セットが収蔵されています。

ジョルジュ・ルオー全版画 岩波書店より

 

サイズ:画寸36×48 額寸58.5×72.5

素材:銅版画/右下 G.R記載有 /1948年刊

NO3 たえまなく笞うたれ…/右上 1cmの破けあり

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