「紅梅」

(説明)

尾山幟 おやま のぼり

日本画家。北海道生。多摩美卒。中村岳陵に師事する。日春展委員。平成7年(1995)歿、74才。

大正10年北海道釧路市に生まれました。昭和20年多摩美術学校日本画科を卒業後、釧路高等女学校で美術講師を務めましたが、昭和26年再上京し、岳陵塾蒼野社で学びます。同年日展に初入選、翌年には特選・朝倉賞、昭和30年に特選・白寿賞を受けるなど活躍しました。その後日展の審査員、会員を務め評議員となりました。平成7年に74歳で死去。尾山幟は、多摩美術学校日本画科を卒業後、郷里の釧路で釧路高等学校女学校の教員として美術を教えていましたが、31歳のとき画家を志して再度上京します。同年には日展入選、その後も受賞を重ねます。この連続受賞により日本画壇に高い評価を得ることとなりました。その作風は豊かな色彩があふれており、写実と装飾を融和した独特の画風となっています。

昭和から平成時代の日本画家です。日展と個展を中心に中央画壇で活躍しました。その作風は点描で描き出された花鳥画で高い評価を得ています。尾山幟の自然への関心と畏敬の念は、画家としての哲学といえます。

 

サイズ:画寸49x44軸寸135x59cm

素材:紙本,彩色 /共箱/状態良い

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