「薔薇」

林 武(はやし たけし、1896年(明治29年)12月10日-1975年(昭和50年)6月23日) 日本の洋画家。本名は武臣(たけおみ)といった。

東京都出身。大正末期から洋画家として活動を始め戦後には原色を多用し絵具を盛り上げた手法で女性や花、風景などを描き人気を得た。晩年には国語問題審議会の会長も務めている。なお、孫に元衆議院議員の林潤がいる。

武の絵画には岸田劉生、セザンヌ、モディリアーニ、ピカソ、マティス、ビュッフェなどの影響を見てとることができる。

初期の作品は絵具を薄く塗る傾向が強かったが、戦後になってからは絵具を盛り上げて原色を多用するようになった。

サインは「Takeshi・H」もしくは「Take・H」と記すことが多い。

武が晩年に多く描いた薔薇や富士山の絵画は今もって市場では人気が高いが、一方で武の代表作とみなされる「梳る女」(1949年)や「静物」(1948年)などが描かれた1940年代から50年代にかけての時期が武の黄金期であったとする見方も多い。

制作にのめり込むと3日も徹夜で書き続けることもあり、モデルが立っていられなくなることも度々あった。

 

サイズ:画寸h27.5×w22.5  額寸h44×w39.5

素材:油彩、キャンバス

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