美術品と暮らす
〜季節のコーディネート〜

不確かな時代だからこそ、アートのちからを信じます

 



 
かつて床の間を飾ったアート作品は、日本人の生活の一部でした。アートは今も生きる力の源泉であり、私たちを人の営みの歴史と文化に繋いでくれます。
そんなアートのちからを孔雀画廊は信じ、日々、みなさんのこころとくらしを豊かにする作品を探し求め、時代に合ったコーディネートも提案しています。
「やすらぎ」「刺激的」「静寂」「おもしろい」「楽しい」とアートがもたらす力もさまざまですが、より幅広い提案ができればと思っています。
コロナで人の生活がすっかり変わる中、アートの未来も見えていませんが、アートが人の心の支えになることだけは変わらないと信じています。

三輪晁勢「千両」

三輪晁勢「千両」

郷倉千靱「林檎(叭々鳥 )」

掛軸は季節を彩る最高の絵画です。床の間が無くても、壁に直接かけることでモダンな空間に。お正月などのおめでたい時節は特別な装いをしたいものですね。掛軸や漆器は一見「和」のテイストが強くなりがちですが、洋間でも掛軸と漆器や蒔絵はとても相性が良く、シャープな空間に華やかな柄や金彩、漆の赤・黒が彩りとおめでたい雰囲気を増してくれます。是非お試しください。

コーディーネート:佐藤由美子

お友達を呼んでホームパーティや集まりが多い時期ですが、そうもいかないご時世の中、毎日過ごすお部屋に華やかな作品があると心を癒してくれるものです。お気に入りの華やかな作品を選んで食卓を飾ってシャンパンを。またはラグジュアリーなティータイムをご夫婦で。ストレスが多い時期だからこそ生活空間をより素敵で特別な空間にして過ごしたいものですね。

コーディネート:佐藤由美子

モーリス・ド・ヴラマンク「花束」

モーリス・ド・ヴラマンク「花束」

藤田嗣治「猫と少女」

藤田嗣治「猫と少女」

パブロ・ピカソ「三人の女友達」

パブロ・ピカソ「三人の女友達」

金島桂華「白椿図」

金島桂華「白椿図」

川合玉堂「春梅銀座」

書や水墨画など、日本画にはモノクロや淡彩の絵画が多いですが、これらは周りのコーディネートと組み合わせがしやすく、さりげなく部屋に主張を与えてくれます。一見地味に見えても主題そのものがはっきりしているため、シンプルで周りの小物の合わせ方でとてもモダンでシックなコーディネートがしやすい作品です。表具や額次第でも雰囲気が変わりますので、お部屋のコーディネートに合わせて変えてみるのも楽しみの一つです。

コーディネート:佐藤由美子